このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成30年11月5日(水)第626回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
田崎副委員長他委員5名と筬島常務他会社側5名が出席
議   題
テレビ番組「ダイドードリンコスペシャル 日本の祭り 〜我が郷の誇り〜八朔祭〜」


テレビ番組について 

「ダイドードリンコスペシャル 日本の祭り 〜我が郷の誇り〜八朔祭〜」
放送 : 9月29日(日)16時00分〜16時54
山都町に伝わる八朔祭の大造り物を完成させるまでに密着し、製作に情熱を注ぐ作り手の思いに迫った番組。

委員の発言

◎江戸時代から続いている地域を巻き込んだ素晴らしい祭り。毎年、作りかえる造り物は、テーマとして願いや想いが込められていて、素材一つ一つの細やかな想いも伝わってきた

◎時間の経過と、段々熱が入ってくるような祭りに向かう気持ちの変化が、一緒に進んでいく感じが良かった

◎2人の大人の主人公のタイプが全く違う感じで、コントラストがあり対照的でおもしろかった

◎高校生が、祭りの準備を通して、少しずつ仲間と打ち解けあっていく感じが、微笑ましかった

◎組同士の競い合いや友情もあり、色々な世代を超えて一つになれる『地域のお祭り』という感じだった

◎登場人物が男性ばかりだったが、背景には色々な家族の支えがあったと思うので、そういう家族のインタビューも織り込んで欲しかった。女性たちがこの祭りをどう見ているのか女性の視点にも触れてもらえれば良かった

◎主人公の言葉に、お互いに繋がられているという風なものを感じた

◎八朔祭の由来や、大造り物の決まりごとがあるというのを、この番組で知ることが出来、一度は自分の目で見ないといけないと思った

◎主人公の会社でのパソコン画面のシーンで、画面が暗く良く分からなかったところがあり、残念だった

◎郷土史家が書かれた『ざいまち』の文字が『佐町』となっていて、字が違っていたのかどうだったのかに、疑問が残った

◎高校生が、熊本市内から一時間もかけて矢部高校まで通っている理由を知りたかった

◎CMが、番組の雰囲気を壊すことなく、番組を邪魔しないもので良かった

◎ナレーションも落ち着いていて、良い声で聴きやすかった

◎番組の最後に吉村作治氏が出てきたが、この番組とどういう繋がりがあったのかが気になった

◎歴史と伝統を担う大人たちがかたる祭り、歴史と伝統を継承する若者たちの祭り、この2つがバランス良く配置された構成になっていた

◎少子高齢化によって、どこの自治体も衰退していくという大きな問題があるが、この番組は、祭に象徴される日本人の生き方を、再考させてくれていた

◎町外から通学する高校生の、祭参加を通じた心の変化の中に、人と人を結びつける祭りの力を感じ取ることができた

◎『狐憑き』から『狐ばらい』までの一連の流れの中で、人と人とか直接関わって交流をするコミュニケーションの大切さも、良く描かれていた

◎祭りという地域住民が多く関わる共通の体験を通して、地域の連帯感の維持、故郷への愛着・誇りを育て、地域を守り発展させる力になっていることを伝えていた

◎二日間の祭りの全体像の紹介と、その中での大造り物の位置づけを示して欲しかった

◎三世代の考え方の違いが如実に表れている、とても良いドキュメンターリーだった

◎今の社会全体に無くなってしまったような執念、気迫、心意気、人間力などを再確認できるような番組になっていた

◎勝負に泣き笑いする上の年齢の人たちと、それに全く動じず自分たちの楽しみをする若い人たちのコントラストがすごく響いた

◎舞台となる浜町商店街の紹介が非常に丁寧で、この祭りを知らなかった県外の人も良く理解できたのではないか

◎時間軸の流れとともに描かれていて、登場人物のライバル心、不安、焦りなどの心理状態が良く伝わってきて良かった

◎大造り物は非常に味わいがあり、完成度の高さに改めて感心した。それぞれ職業を持っている方々が発揮する職人技にも非常に感心した

◎スマホの画像を見て微調整していたり、単身赴任中など、昔は恐らくなかった現代的な場面を盛り込んだ点は良かった

◎高校生も祭りに参加し頑張っている姿に、八朔祭の将来性や今後の明るさなども感じた


会社の発言



○吉村作治さんのシーンは、実際に祭りを見てからのコメントを収録する予定だったが、急遽エジプトに研究に行かれて、あの形での対応になった

○番組では2人の男性中心に描いたが、その裏では、造り物の材料の処理などで女性も参加していた。

○番組を通じて伝えたかったのは「郷土愛」ということ。郷土を愛する気持ちを伝えたくて、タイトルにもストレートな形で込めた


<番組審議会事務局>

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