このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成21年6月4日(木)第533回
開催場所
熊本放送 6階 第4会義室
出席委員
蓑茂委員長他委員7名と笠社長他会社幹部8名が出席
議   題
テレビ番組『生きる×2 〜チンパンジーが笑う山〜 』

■『新しい管理体制でチェックを強化』
笠 日出臣
社長

「本日午後、我が社の決算取締役会が開かれる。世界不況の影響をもろに受け、加えて巨額なデジタル投資を短期集中で処理していることもあり、厳しい数字を報告することになる。昨年後半からの突然の世界不況は想定外のことで、今年度からそれに対応した新しい管理体制で、一つ一つの事柄に気合を入れてチェックしながら経営していきたい」


テレビ番組について 

『生きる×2 〜チンパンジーが笑う山〜 』
放送 平成21年6月21日 曜日 午後3時00分〜午後3時30分まで。
この番組は、多くがかつて肝炎ワクチンの研究・開発の実験用としてアフリカから連れてこられたチンパンジー70頭以上が暮らす動物施設の様子、スタッフの思いなどを紹介したドキュメンタリー。

委員の発言

◎こんな施設が熊本県内にあったという事実がとても驚きだった。

◎実験動物としての役割を終えて、より自然な環境での飼育へと転換された様子が伝わ ってきた。携わっている人々の温かい眼差し、視線というものを感じた。

◎本来の人としての在り方を見直す機会になったし、チンパンジーに私達自身の生きる姿を投影させた。

◎テレビを通じて熊本を知る番組という印象を受けた。テレビがなければ知ることが出来ない熊本が他にもある気がした。

◎実験動物施設からサンクチュアリになった大きな転機、一企業がそれだけの判断をするということは大きな分岐があったはず。どういう企業がどういう意図で設置をしたのか知りたい。

◎朝の5時半という放送帯は現在の民放の中でドキュメンタリー番組がどのような位置づけなのか、考えてしまった。

ドキュメンタリーは視聴率が取れなくて、お金と時間がかかるということは十分わかる。 現在の民放は大変失礼ながらお金のかからない、似たようなお笑い番組やクイズ番組が溢れている。もう少し硬派の番組を復権して欲しい。

◎誰もが見る番組の中で、放送時間と内容の告知をした方がいい。それによって見る人も増えると思う

会社の発言


○薬学実験、動物実験を否定するつもりは毛頭なく、ただ人間に近いチンパンジーという
生き物がこの世の中にいて、人間の為に実験に使われているが、老後は誰も考えていなく、一企業がボランティア的に老後を引き受けざるをえない状況があるという事実を知って欲しかった。

○チンパンジーを家族のように思うスタッフの思いがあったので、構成上チンパンジーに
未来があるような作りにしたかった。こんなチンパンジーがいて可哀そうだというふうにはしたくなかった。


<番組審議会事務局>

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